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「海空のフラグメンツ」 感想
先日書いた通り「海空のフラグメンツ」が終わったので感想です。

ネタバレしかないので追記に書いておきます。



↓↓↓




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ということで感想です。
全体の評価としては色々と惜しい!という部分が満載ですね。
具体的な内容を含むとゲームをやっていく上でシナリオで3段階のポイントがあると思います。

・一つ目は共通パートを終えてOPムービーを見るまで
・二つ目は各キャラ選択画面での分岐上での話
・三つ目は遥ルートというものがあってのゲームだということ


先ずは一つ目です。殆どが会話に関することなのですが、OPまでに各キャラの性格がちょっと伝わりにくかったです。共通ルート終了前に披露されていくので、いきなり性格や特徴をばらされるよりはいいです。しかしそのせいで共通パートでの会話のキャッチボールが中々成立していないような違和感を感じます。それぞれに勢いはあるのだけれど向いている方向が揃わず、テンションも高いのでキャラの性格が露呈するまではしっくりきませんでした。
それと主人公の性格ですね。これは三つ目のポイントに関わってくる話でもあります。
主人公は常にテンションが高く変態的であるのはいいものの、無理に場を盛り上げているような感覚で馴染みにくかったです。例えとしてスクイーズやメイビーソフトみたいなどうしようもない変態ならばそれはそれでいいのですが、作ったような性格が主人公らしくありません。(理由があるとわかるのはプレイの最後になりますので)
それとゲームを進めれば進めるほど信彦や白河先輩の方が優秀で頼りになるし、主人公も率先して頼ります。それに比べて主人公の光る所が基本的に無いのも効いているように思います。
また、共通パートでの選択肢の意味が全くないこともちょっと気になりました。共通パート後はキャラ選択に移行するので勿体ない、かといって一本道だと寂しいのも事実なので難しいですね。


二つ目の分岐上での話です。
これは贅沢な話になりますが、キャラ選択時の日常の話を色々と見て各ヒロインのルートに入りたかったです。
伝わりにくいと思うので説明すると、各ルートに行ってからは当たり前にルートのヒロインが中心になります。その時にルート分岐時に選んで見た話が繋がっている訳なのですが、攻略するまでは他のヒロインの話もかいつまんで見ることができます。
例えば樹雨と椎は分岐の選択が同日で被っておらず、最後の選択の時にどちらかを選べばそちらのルートに行けるようになってます。
この場合は樹雨も椎も仲の良いセットの様なキャラなので両方のルートに必要な話とヒロイン同士の絡みも見れてまだいいのですが、これだと他ヒロインの話が見れないんですよね。
前述の通り共通パートでは終わり際にヒロイン達の性格が明るみになるので、このキャラ選択部分の話でようやく素の彼女たちと触れ合うことになります。しかし、これだと攻略対象のヒロインの話が殆どになってしまい、廃校をどうにかしようとしたり、他ヒロインがどのように動いているかが見えにくくなってしまっています。

このゲームの難しい所はここにあると思います。(遥ルートクリア後だと見方が少し変わります)
「何かしたい」ということで共通パートは頑張ってきたものの、選択分岐ではヒロインと「フラグをたてる」という目標になっていて気になりました。主人公が好きになるのはいいですが、好きになるためにヒロインを攻略していくならもっと明るい短絡的なストーリーのゲームにして良かったんじゃないかと思います。
また、結果は変わらずとも廃校問題に対する活動に、選択したヒロインによっては賛成やら反対やらの立場になったストーリー展開にしても良かったように思います。樹雨や椎では生徒会室での活動を、遥や悠里では屋上での活動をもとにといった感じです。
全ルートで廃校問題は文化祭を開く事で同じく解決というのは、共通パートでの樹雨たちの勢いを考えると勿体ない素材に感じちゃうんですよね。それに加えてヒロイン毎の抱える問題を解決していくとなると纏めてあると思います。そこをもう少し広く、密度のあるストーリーになったら各ルートごとにどのキャラクターも映えたんじゃないかな。

それとこれは僕自身の勝手な言い分なので全くもって理不尽ですが、もう少し日常パートを作って欲しかったです。
ゲーム期間は3カ月強あるものの、プレイしている部分は共通パートをスキップすると少なく感じました。
ただの抜きゲーだったり無難なADVならあまりこういう事は思わないけれど、廃校問題とヒロインの問題という2つの大きなストーリー上の起伏があるので、選択したヒロインにまつわるイベントだけでなく、折角の学生という設定なので日常パートを増やしていれば作品としては印象深い作品になれたんじゃないかと思います。う~む勝手ながらに勿体ない。

今までの話とも関わりますが、「のの」と島を観光する場面で出てくる風車の話、樹雨ルートでの島の話、ここら辺の有効活用が出来たように思います。主人公の思い出の湖畔と近所の公園はよくつかわれるものの島での思い出は街に繰り出しちゃってるんですよね。それはそれでいいけれど、それにワンポイント島での話を混ぜてくれたらさらに世界観が広がったんじゃないかな。

分岐選択時での話から各ルートでの話は惜しい!の一言です。
「みそら」のヤンデレな話は共通パートの手帳の時ドキッとしたので、「みそら」ルートは結構びくびくしながらプレイしました。
ルートに入ってからはいつでも気にはなったもののあまり余計な日常が無いために、ヤンデレ描写が最後にググッときた時には身構え過ぎていたためそれほど驚きませんでした。
描写を激しい物にしろという事ではなく(怖くてプレイしにくくなるので)、それに対する葛藤を主人公ともう何回か話し合って、最後に和解でもよかったように思います。
「みそら」の日記のシーンはBGMと相まって凄いいい味を出していて凄い好きだったものの実際の主人公視点ではあっけないことが多く、この点が掘り下がっていれば日記の回想シーンが数倍も光るように思いました。

悠里ルートでの廃校や文化祭に対する嫌がらせは悠里の父親と思わせておいて実は三杉による強行手段だったんじゃないかとおもったらそんなこともないようで、終わりもあっさりしていたのでちょっと拍子抜けでした。
最初のルートだったのでどんな感じで終わるのか予想がつかず色々と妄想してました。
ルート終了後に三杉が強硬手段に出る→小野が手助けして回避→何かおかしい→実は今までのは三杉の仕業→悠里の父親も腰を上げる→三杉退場→一件で父親と仲良くなるとか和解とか→ハッピーエンド
ってな具合ですかね。我ながらべたべたな展開です。(笑)


三つ目の遥ルートです。
これは僕の攻略順が良かったです。悠里、みそら、椎、樹雨、遥の順になります。
遥ルートプレイ後に確認して知りましたが遥以外を攻略すると、最後の一人のシーンから自動的に遥ルートに飛ぶんですね~。
それと遥ルート選択時に「悩む」を選択すると顔あり主人公のポーズのままタイトル画面になったので、もう一度遥ルートのエンディングまで飛ばしてもタイトル画面が変わらず焦りました。(笑)もう一度「迷わず頷く」を選択しないといけないんですね。

とまぁ、システム的な話はここまで置いておいて、遥ルートをプレイしなければ主人公が今まで無理をして明るいキャラを作ってきた理由がわからず馴染めないと思います。
それと共通部分での百ちゃんの「人は面白い」という台詞と、椎ルート(だったかな?)での「しゅりなんて生徒はいませんよ」ということはあったので気には留めておきましたが、まさか二人が神だったとは全く思いもしませんでした。
唐突に出て来られたのでビックリして展開がいまいちの見込みにくいものの、それからの遥ルートの締めへの展開は良かったですね。
他のヒロインから飛ばずに遥に振られてから遥ルートに突入したので、過去に戻ってやり直してる感じは出ていました。
全てはこの時の為に!ということですね。
こんなにも行動する気のある主人公がなんで過去の事をはっきりと遥に確かめないのかとヘタレ具合にもやもやしていたのですが、聞いてしまったらそこで距離を置かれて遥ルートはいけないですからね。そこら辺もこのルートをクリアしないとはっきりとしないのはもどかしい部分です。
このルートでの皆の一体感は最高でしたね!他のルートでも欲しかった!


遥ルートが無くともHシーンがしっかりしているので各ルートだけでもそれはそれで問題ないんですよね。
もうちょっとロリキャラは一般的に描いてもいいんじゃないかと思います。ただどのヒロインも妙にエロい!
総合でみれば遥に軍配は上がるけどヒロインでは樹雨樹雨が1番ですね。
黒髪ロングで大人しめの変なキャラかと思ったけど芯はしっかりしているしいいキャラしてました。


まとめに入ります。
ストーリー中で癖のあるヒロインと廃校問題の2つの問題をどうにかするというエロゲー的には忙しさがあり、活動期間も少ない中ではシナリオがコンパクトにまとめられてしまったように思います。ここでボリュームを出しておけばシナリオとしてはかなりの作品になったように思います。
「てにおはっ!」を買ってからなので「rootnuko」としては初めての作品になりますね。なので今回の主人公の性格からストーリーは「てにおはっ!」と同じくらいでいいのかそれ以上なのかを探り探りでプレイしていた事もあると思います。その為遥ルートまでは「これくらいのテンポを楽しめばいいのか」と納得してました。
遥ルートクリア後は全体でやりたかった事がわかり、そうなるとシナリオ面では勿体ないと思ってしまいました。
プレイする側がだれてしまう可能性もあるのでバランスは難しいですね~。更に理由があるとはいえ主人公が弱いのもなんとも言えません。
生徒会全体での連帯感がどのルートでも出せていればなぁ!
バナーにある「青春は、待っているだけじゃつかまらない」にはもうひと踏ん張り欲しかったです。
「憧れの地で憧れの少女と出会うハートフル学園恋愛ADV」という点は納得ですね。
そういった意味で惜しい!作品だと思います。

話も全然関係ないけれど1人のルートに意味があるという点で「想い出にかわる君 ~メモリーズオフ~」をふと思い出して懐かしくなっていました。(笑)
長くなりましたが、これで「海空のフラグメンツ」の感想を締めたいと思います。




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